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【ポケカ】《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》の裁定について考えてみる

こんにちは。

今回は、拡張パック「反逆クラッシュ」に収録される《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》における裁定について考えていきたいと思います。
公式な裁定は来週の火曜日ぐらいに出るかと思います。
どちらに裁定が転んでも納得出来るようにする一助として、参考にしていただければ幸いです。

公式裁定が出ました、《デンジ》や《カラマネロ》を使用して《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》を動かすことは出来ません。(クリックでポケカ公式の裁定ページに飛びます)

(注意)今回の記事では公認ジャッジではない管理人が、発売前のカードに関する複雑な裁定についてダラダラと書いております。
ご理解いただける方のみ、お読みください。

《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》について

どちらも名称に「〇エネルギー」と入っており、効果には「このカードは、ポケモンについているかぎり、〇エネルギー1個ぶんとしてはたらく。」という効果を持っています。

その後に該当タイプのポケモンに付けた時の追加効果が記載されています。

では、これら2枚のカードが生んだ疑問点について見ていきたいと思います。

疑問点:《デンジ》や《カラマネロ》の対象になるの?

《デンジ》と《カラマネロ》の性能

《デンジ》 トレーナーズ サポート
■自分の山札にあるグッズと雷エネルギーを1枚ずつ、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。

《カラマネロ》 1進化 HP90 超タイプ
弱点:超 抵抗力:なし にげる:無無

■特性『サイコリチャージ』
自分の番に1回使える。自分のトラッシュにある超エネルギーを1枚選び、自分のベンチポケモンにつける。
■『ねんどうだん』 超超無 60

どちらも基本エネルギーだけでなく、該当する特殊エネルギーがあれば利用することが可能なテキストです。
それでは次に、特殊エネルギーも対象にできる効果を持つカードに関する裁定について見ていきましょう。

類似裁定

《テンガン山》+《特殊鋼エネルギー》

(公式Q&Aより)
Q:スタジアム「テンガン山」を使い、自分のトラッシュにある「特殊鋼エネルギー」を手札に加えることはできますか?
A:はい、できます。

《特殊鋼エネルギー》は「このカードは鋼エネルギー1個ぶんとしてはたらく。」という常在効果を持ち合わせております。
ポケモンについている限りエネルギーとしてはたらく《スピード雷エネルギー》や《ホラー超エネルギー》とは違い、どこにあっても鋼エネルギーとして扱うことが出来るために、《テンガン山》でトラッシュから回収できるという訳ですね。

《リザードン》+《バーニングエネルギー》

(公式Q&Aより)
Q:リザードンの特性「たけるとうき」を使ったとき、山札にある「バーニングエネルギー」を2枚えらんで、リザードンにつけることはできますか?
A:いいえ、できません。
ポケモンについているかぎり、炎エネルギー1個ぶんとしてはたらく《バーニングエネルギー》。
ついていない場合は「エネルギーのはたらかない0個分の特殊エネルギーカード」として扱われる為、《リザードン》の特性『たけるとうき』で付けることが出来ない、と解釈されるパターンが多いです。
「公式Q&Aに理由書いてないし、納得できないよ!」という方のために、以下のQ&Aも用意しました。

《サイホーン》+《ストロングエネルギー》

(公式Q&Aより)
Q:サイホーンのワザ「ディグアウト」を使って、山札を1枚トラッシュしたとき、そのカードが「ストロングエネルギー」だった場合、サイホーンにつけることはできますか?
A:いいえ、できません。
「ストロングエネルギー」は闘ポケモンについているとき、闘エネルギーとしてはたらきますが、それ以外のときは闘エネルギーとしてはたらかないため、この場合、サイホーンにつけることはできません。

こちらの裁定では「ストロングエネルギー」のポケモンについていない場合の扱いについて、しっかりと明記されております。
これで《リザードン》が特性『たけるとうき』で《バーニングエネルギー》を付けられない理由も納得できるかと思います。

じゃあ《デンジ》や《カラマネロ》では付けられなさそうだけど?

と、ここまで見ると《デンジ》や《カラマネロ》で《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》を利用できない考えるのが妥当です。
しかし、今回はそれまでに留まらない問題点があります。

問題点:名称に態々「雷」「超」を入ってるから使えるんじゃないの?

類似裁定で紹介した《バーニングエネルギー》《ストロングエネルギー》に関しては、名称に「炎」だの「闘」だの書かれていないので、最悪裁定を知らなかったとしても、《リザードン》や《サイホーン》で付けられないのは察することが出来ました。

しかし今回の場合は、態々カード名に「雷」「超」と書いてあるのが混乱を招いていると考えられます。
《スピード雷エネルギー》に関してはもっと雷タイプを連想させるような名前に変更すればいいですし、《ホラー超エネルギー》は「超」とか入れておく理由あんまりないと思います。(あくまでユーザ目線ですが)

敢えて「雷エネルギー」や「超エネルギー」を名称に入れていることに疑問を持ち、もしかしたら《デンジ》や《カラマネロ》で利用できるのではないかという意見が出てくるということですね。

となると、次は名称に関する問題が出てきます。

名称・カテゴリー指定に関して

ポケモンカードには特定のカードを指定するカードが数多く存在します。
そこで今回は《アローラガラガラ》《ザマゼンタVMAX》《アローラペルシアンGX》《ジラーチ》《ウルトラネクロズマGX》《カラマネロ》の計6枚のカードを元に、違いを考えていきます。

・《アローラガラガラ》のワザ『アローラサークル』にある、「アローラ」
・《ザマゼンタVMAX》の特性『ふくつのたて』にある「ポケモンVMAX」
・《アローラペルシアンGX》の特性『ドヤがお』にある「TAGTEAM」「ウルトラビースト」
については全て鍵括弧(「」⇐これ)が付いています。

対して、
・《アローラペルシアンGX》の特性『ドヤがお』にある、特殊エネルギー
・《ジラーチ》の特性『ねがいぼし』にある、トレーナーズ
・《ウルトラネクロズマGX》のワザ『フォトンゲイザー』にある、基本超エネルギー
・《カラマネロ》の特性『サイコリチャージ』にある、超エネルギー
これらには鍵括弧が付いていません。

ここから導き出せるのは、
カードの名称や特別なポケモン(「ウルトラビースト」・「ポケモンV・GX」等)には鍵括弧が付く(名称の一部に含まれる?)
トレーナーズや特殊エネルギーといった、カードの種類には鍵括弧が付かない
超エネルギー(〇エネルギー)というカードの種類がある
・超エネルギー(〇エネルギー)というカードの種類の中に、基本超エネルギー(基本〇エネルギー)というカードの種類が入っている

ということが分かります。

結論

以上のことから《スピード雷エネルギー》と《ホラー超エネルギー》がポケモンについていない場合、《サイホーン》+《ストロングエネルギー》の裁定を参考にすると、それぞれ雷エネルギー・超エネルギーとしてはたらくことが出来ないが故に、雷エネルギー・超エネルギーというカードの種類としてみなすことは出来ない。
(《スピード雷エネルギー》・《ホラー超エネルギー》という名称の特殊エネルギー扱いは可能)

よって、《デンジ》や《カラマネロ》で利用できないというのが結論として出せそうです。

まとめ

今回は《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》の裁定に関して、ジャッジではありませんが色々と考えてみました。
考えていたことを吐き出し続けたので、かなり分かりにくいかとは思いますが、個人的な考えの流れとしては以下の通りです。

①:《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》はポケモンについていない場合、「それぞれの名称を持つ、特殊エネルギーというカードの種類に属するカード」である。
②:《デンジ》や《カラマネロ》はそれぞれ山札やトラッシュにある雷エネルギー・超エネルギーというカードの種類を利用することが出来る
③:《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》はポケモンについていない場合、雷エネルギー・超エネルギーとしてはたらかない(=カードの種類に属することが出来ない)為、《デンジ》や《カラマネロ》で利用できない。

こんな感じです。

公式の裁定待ちですが、参考にしていただければ幸いです!
公式裁定が出ました、《デンジ》や《カラマネロ》を使用して《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》を動かすことは出来ません。(クリックでポケカ公式の裁定ページに飛びます)

それでは良きポケカライフを!

↓《スピード雷エネルギー》《ホラー超エネルギー》収録!反逆クラッシュはこちら↓

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