こんにちは。
今回の記事では、2021年7月9日発売の拡張パック「蒼空ストリーム」の収録カードと、ちょっとした解説を公開しております。
デッキづくりや環境考察の参考にしてみてください!
商品情報
「蒼空ストリーム」はダイマックスの「レックウザ」が目玉カードになるようです。
また、「れんげき」関連のカードも収録される模様。
更に、ドラゴンタイプのポケモンが復活。
複数のタイプのエネルギーを要求する代わりに、弱点を持たない点が特徴です。
草タイプ
《ハネッコ》ー《ポポッコ》ー《ワタッコ》
「れんげき」の進化ラインです。
《ハネッコ》はHPが40しかないので、ダメカンのばら撒きや1エネルギーで使えるワザで倒されないように注意。
《ポポッコ》は《レベルボール》でサーチ可能なポケモンです。
特性『ソーラーしんか』によって、エネルギーが付くとそのまま《ワタッコ》に進化することが可能です。
《ふしぎなアメ》に頼らず2進化の《ワタッコ》に繋げることが出来、条件も緩いため非常に強力な特性となっています。
《ワタッコ》も一応《レベルボール》に対応しています。
特性『わたげれんだ』が非常に特徴的で、ワザを2回連続で使用することが可能になっています。
正真正銘の「れんげき」が可能。
通常では『かいてんアタック』を使用して合計120ダメージを与えることが出来ます。
しかし、「れんげき」のポケモンであるため、「れんげきの巻物」に対応。
『うずむそう』や『いづなおとし』を使うことで、相手ポケモンにより大きなダメージを与えることが可能となっています。
「れんげきの巻物」を駆使した面白いデッキが構築出来るポケモンです。
《トロピウス》
たまに出てくる『まきかえす』枠のポケモンです。
癖のない性能なので、シールド戦では使いやすそう。
《ヤナップ》ー《ヤナッキー》
《ヤナップ》は1エネルギーで20ダメージのワザを持っています。
進化前のたねポケモンとしては優秀です。
《ヤナッキー》は扱いやすいワザを2つ持っています。
集めやすく、シールド戦では活躍が見込めます。
《オーロットV》ー《オーロットVMAX》
何かと優遇されている「オーロット」ですが、「ポケモンVMAX」でもついに登場。
《オーロットV》は癖のない性能で、草タイプには珍しいハンデス効果持ちのワザ『シャドークロー』を持っています。
《オーロットVMAX》にサッとしてしまうのが良いでしょう。
《オーロットVMAX》は相手のトラッシュにあるサポートの数だけダメージが上がる『ミッシングフォレスト』が特徴。
サポートがトラッシュに溜まってくる終盤に強いワザで、相手のトラッシュに5枚サポートがあれば、『ダイジュモク』よりも強力になります。
《カジッチュ》ー《タルップル》《アップリュー》
《カジッチュ》は1エネルギーでダメージを与えることが出来ます。
《タルップル》は相手の場のポケモンについている特殊エネルギーの数だけダメージが上がる『べっとりねんえき』と、相手のバトルポケモンがバトルポケモンが「ポケモンV」ならダメージが上がる『とうしのタックル』を持っています。
相手に依存するところは大きいですが、大ダメージを狙いやすい点が特徴です。
《アップリュー》は相手の特性持ちのポケモン数×50ダメージを与える『きょうさんねんえき』が最大の特徴。
現環境でも活躍するデッキには特性持ちのポケモンが多く採用されているため、大きなダメージを狙いやすく、刺さりが良いです。
こちらも『とうしのタックル』を使えるため、「ポケモンV」相手には大ダメージを与えることが出来ます。
炎タイプ
《ロコン》ー《キュウコン》
《ロコン》はHPが70と高めに設定されているため、序盤に進化出来ずに倒されにくくなっています。
《キュウコン》に進化すると、特性『きゅうびのうらみち』によって、炎エネルギーが付いたポケモンの逃げるエネルギーが2つ減ります。
炎エネルギーがついていれば、ポケモンのタイプを問わない点が地味に優秀です。
《バオップ》ー《バオッキー》
《バオップ》は1エネルギーで30ダメージを出すことが出来ます。
運次第ですがかなり優秀なワザです。
《バオッキー》のワザ『ファイヤースロー』は1エネルギーで最大120ダメージを出せる優秀なワザです。
《バオップ》からそのままワザを使える点も優秀。
《ビクティニ》
山札から好きなカードを2枚手札に加えるワザ『ビクトリーダイブ』を持っています。
次のターンの動きを強くサポートできますが、《マリィ》や《リセットスタンプ》には注意です。
《ウルガモスV》
ワザ『さかまくほのお』が特徴の「ポケモンV」。
トラッシュの基本エネルギーの数×20ダメージを与えつつ、基本エネルギーをすべてデッキに戻すという効果を持っています。
ワザによるトラッシュが多い炎タイプポケモンとの相性がよく、エネルギーを再利用することで息切れの防止に一役買ってくれます。
基本エネルギーが10枚あれば200ダメージと、火力もそこそこ出せるので、終盤に使うのが良いでしょう。
《ヤクデ》ー《マルヤクデ》
「れんげき」の進化ラインです。
《ヤクデ》は「れんげき」の有無やワザで差別化をしていきましょう。
《マルヤクデ》はワザ『とぐろをまく』からの『バーニングトレイン』で大ダメージを狙うことが出来ます。
ただし、耐久力に不安があり、《あなぬけのヒモ》にも弱い点に注意です。
水タイプ
《シェルダー》ー《パルシェン》
「れんげき」の進化ライン。
特徴などは特になく、《パルシェン》が1進化ポケモンにしては高めの耐久力を持っているといった感じです。
レアリティが低いため、シールド戦で集めやすそうです。
《ギャラドスV》ー《ギャラドスVMAX》
シンプルな性能をした進化ラインです。
特徴がないのが特徴と言わんばかりの性能です。
際立った性能などはなく、《モスノウ》や《メロン》等で手早くエネルギーを付けて攻撃をしていく、分かりやすい運用ができる点が魅力。
ワザのエネルギーが重いですが、シールド戦では動き出すと強そうです。
《ガラル ダルマッカ》ー《ガラル ヒヒダルマ》
《ガラル ダルマッカ》は1エネルギーで20ダメージのワザを持っています。
HPも80と高めです。
《ガラル ヒヒダルマ》はダメカンが乗っているなら1エネルギーで使えるようになる『ダルマヘッド』が特徴。
進化前の《ガラル ダルマッカ》のデメリットをメリットにする面白い効果です。
《フリージオ》
ワザ『エレメントチェーン』が特徴のポケモン。
山札から6枚をみて、基本エネルギーを好きなだけ自分のポケモンに付けられます。
シールド戦だと序盤の盤面構築に役立ちそうです。
《ヨワシ》
HPは30と非常に低いですが、特性『むれのちから』によって水エネルギーが3つ以上付いている場合、HPが180になります。
一応「れんげき」のポケモンでもあるため、「れんげき」カードの恩恵を受けることが出来ます。
ワザ『ぎょぐんでっぽう』は、基本エネルギーの数×30ダメージを追加するワザです。
特性『むれのちから』を活かすためにも《基本水エネルギー》を付けていきましょう。
《モスノウ》との相性はシンプルながら良好です。
雷タイプ
《メリープ》ー《モココ》ー《デンリュウ》
《メリープ》はHPが60と低めです。
闘ポケモンに弱点を突かれるため、やられやすい点に注意です。
《モココ》は特性『エレキダイナモ』によって、1ターンに1度、トラッシュから雷エネルギーを自分のベンチポケモンにつけることが出来ます。
現スタンダード環境でエネルギー加速手段に乏しかった雷タイプの救世主的存在です。
同パック収録の《レックウザVMAX》との相性はもちろん良いですが、雷タイプデッキには必須の1枚となるでしょう。
《デンリュウ》は雷エネルギーを3枚トラッシュすることで220ダメージになる『エレクトロクラッシュ』が特徴。
進化元の《モココ》の特性『エレキダイナモ』との相性も比較的良いです。
《プラスル》・《マイナン》
「れんげき」のポケモン達です。
セットで使うことを推奨。
《マイナン》の『なかまをよぶ』で《プラスル》を呼び出し、《プラスル》の《ツインズスパーク》で120ダメージを与えていきましょう。
どちらも1エネルギーでワザを使える点も優秀です。
《エレズン》ー《ストリンダー》
《エレズン》は1エネルギーで20ダメージのワザを持っています。
進化元のたねとしては優秀な性能。
《ストリンダー》は自身にダメージを与えることで、相手ポケモンをマヒにできる『パンクショック』を持っています。
リスクを伴う効果ですが、確定マヒは地味ながら強力です。
《レジエレキ》
雷エネルギーをすべてトラッシュすることで、バトルポケモンに120ダメージと相手ベンチポケモン2体に40ダメージを与える『テラスパーク』が強力。
《モココ》と合わせて、どんどんダメージをばら撒く運用が強力です。
超タイプ
拡張パック「蒼空ストリーム」には超タイプポケモンの収録はありません。
闘タイプ
《サンド》ー《サンドパン》
《サンド》はワザ『みんなでころがる』を持っています。
雷・悪・無色タイプポケモンの弱点を突くことが出来、最大200ダメージになります。
《ツインエネルギー》と《レベルボール》にも対応しているので扱いやすいです。
《サンドパン》はダメージを与えつつ、トラッシュからカードを1枚回収する『ほりあてアタック』を持っています。
使用カードが絞られるシールド戦では戦況を覆せる一手にもなりそうです。
《チャーレムV》
《れんげきエネルギー》で使用可能なワザ『ヨガループ』が特徴。
相手のポケモン1匹にダメカンを2個乗せ、『ヨガループ』の効果で相手ポケモンをきぜつさせた場合に、追加ターンを得るといった強烈な追加効果を持っています。
かなりロマンあふれるワザではありますが、ダメカンのばら撒きが得意かつ、中打点で相手を攻撃していく【インテレオンVMAX(れんげき)】との相性は中々に良さそうです。
『ヨガループ』による追加ターンで、『ヨガループ』で相手ポケモンを倒しても追加ターンは得られないので注意。
《ヤジロン》ー《ネンドール》
《ヤジロン》は《ツインエネルギー》でワザを使えます。
《ネンドール》はワザ『こだいのこくいん』によって、相手のバトルポケモンのHPを「60」になるようにダメカンを乗せることが出来ます。
強力なワザではありますが、エネルギーが重く、進化も必要な為扱いづらさはあります。
拡張パック「摩天パーフェクト」に収録の《ルガルガンVMAX》との相性は良好。
《ランドロス》
ベンチポケモンと入れ替わる『ひるがえす』と、エネルギーをベンチポケモンに移植できる『だいちのとどろき』を持つポケモン。
非常に扱いやすい性能をしています。
『だいちのとどろき』でエネルギーを無駄なく使える点が魅力。
《ヌイコグマ》ー《キテルグマ》
これといった特徴はない進化ラインですが、闘タイプでの収録は結構珍しい気がします。
悪タイプ
拡張パック「蒼空ストリーム」には悪タイプポケモンの収録はありません。
鋼タイプ
拡張パック「蒼空ストリーム」には鋼タイプポケモンの収録はありません。
ドラゴンタイプ
《カイリューV》
HPが230と高く設定されているポケモン。
250ダメージを与えるワザ『ドラゴンゲイル』が特徴。
ただし、自分のポケモンにもダメージを与えるため、扱いは難しいです。
《タツベイ》ー《コモルー》ー《ボーマンダ》
ドラゴンタイプで収録の進化ラインです。
《ボーマンダ》の特性『いかくのおたけび』は、毎番相手のベンチポケモンをバトル場に引きずり出すことが出来ます。
ただし、相手が出すポケモンを選ぶため、《あなぬけのヒモ》の相手のみ版ととらえるのが良いでしょう。
ワザ『ドラゴンサベージ』は、相手のバトルポケモンにダメカンが乗っているなら、220ダメージになります。
炎と水エネルギーと、若干厳しい要求ですがかなり大きなダメージを出すことが出来ます。
《レックウザV》ー《レックウザVMAX》
《レックウザV》は1エネで使える『りゅうのはどう』と、炎タイプと雷タイプの基本エネルギーどちらかを2枚までトラッシュすることでダメージを上げるワザ『スパイラルバースト』を持っています。
最大で180ダメージを狙うことが出来ます。比較的楽にダメージを稼ぐことが出来るので、アタッカーとしての採用も検討出来ます。
《レックウザVMAX》は特性『そうくうのはどう』によって、手札をすべてトラッシュすることでカードを3枚引けます。
手札が少ないときや《リセットスタンプ》で手札を削られた対策として有用。
手札をすべてトラッシュして効果を発揮する、《ローズ》や《ピオニー》との相性がよいです。
ワザ『ダイバースト』は《レックウザV》の『スパイラルバースト』の上位互換ワザです。
2枚までのトラッシュだと旨味が少ないですが、「ポケモンVMAX」を2回の攻撃で倒せる十分なダメージ量は出ます。
出来れば3枚以上トラッシュして大きなダメージを狙っていきましょう。
どちらも同パック収録の《モココ》と相性が非常に良いです。
《バクガメス》
次の相手の番にワザのダメージを受けた時に、相手にダメカンを8個乗せる『トラップシェル』が特徴です。
エネルギーの要求が若干厳しいですが、ダメカンのばら撒きとしてはそこそこ優秀です。
《レジドラゴ》
草エネルギー2つと炎エネルギー1つで使える『ドラゴンエナジー』が強力。
ダメカンが乗っているほど火力が減少してしまいますが、ダメカンが乗っていない状況なら240ダメージと大きなダメージを出せます。
特性『はるらんまん』を持つ《チェリム》との相性が非常によく、1ターンでワザを使えるようになります。
無タイプ
《ラッキー》ー《ハピナス》
《ラッキー》はこれといった特徴はない性能です。
《ハピナス》に手早く進化させてしましましょう。
《ハピナス》は『みんなでころがる』を持つポケモンを、相手の「ポケモンVMAX」から守る特性『まんまるじょうず』を持っています。
相手に「ポケモンV」で戦わせることを強要出来るため、かなり強力な特性です。
ただし、《ドラパルトVMAX》や《ジュラルドンVMAX》など、特性を貫通してくるポケモンがいる点には注意です。
ワザ『みんなでころがる』はすぐ使うには、エネルギー加速や《トリプル加速エネルギー》が必要なのでコストパフォーマンスはかなり悪いです。
《オドシシ》
特に特徴のないポケモン。
《パワフル無色エネルギー》で一応火力を上げることが可能です。
グッズ
《当たりつきアイス》
バトルポケモンのHPを回復し、コイントスでオモテなら手札に戻ってくる効果を持っています。
コイントスがうまければ、全回復も夢ではないロマンのあるカードです。
《スーパーボール》
再録カードです。
《トイキャッチャー》
HP「50」以下のポケモンをベンチからバトル場に引きずり出すグッズです。
ダメカンをばら撒けるデッキとの相性はよく、ベンチ攻撃で弱らせたポケモンをバトル場に出して倒しに行く運用が可能です。
倒しきれずにベンチに逃げたポケモンを追撃しに行く為にも使えます。
《ポケモンいれかえ》
再録カードです。
《ゴムのグローブ》
雷ポケモンへのダメージを上げる「ポケモンのどうぐ」です。
《ピカチュウVMAX》や《カプ・コケコVMAX》などに対するダメージが大きく上昇します。
弱点を突ける闘タイプなら更なるダメージの上昇が狙えます。
《れいかいのお面》
《れいかいのお面》を付けたポケモンがバトル場でダメージを受けた時、相手は自身の手札を1枚トラッシュします。
相手が選んで1枚となると効果が薄いので、次の番で更に手札を減らすカードを使って相手の行動を縛っておきたい所です。
《れんげきの巻物 飛竜の巻》
「れんげき」のポケモンに付けることで、ワザ『りゅうせい』を使えるようになります。
『りゅうせい』は炎と雷エネルギー1つずつで使用出来、エネルギーを2個トラッシュすることで、相手ポケモンに1匹に90ダメージを与えます。
ベンチの《ジメレオン》や《モココ》等、《レベルボール》でサーチ可能なポケモンを倒せるダメージ量ですが、コストパフォーマンスがかなり悪い点が悩ましいです。
サポート
《サナ》
自分の手札を山札に戻して切り、山札を5枚引くサポート。
エクストラレギュレーションで使える《シロナ》よりも引ける枚数は少ないですが、現スタンダードレギュレーションにおける新たなドローサポートです。
《スクールボーイ》
相手のサイドが奇数なら4枚引けるサポート。
シールド戦なら入れて損はないカードです。
《ヒガナの決意》
手札を2枚トラッシュすることで、相手の場のポケモンの数だけカードを引けるサポートです。
《エリカのおもてなし》とは、使用条件が異なるので、どちらが強いかは一概には言えませんが、手札が多い状況でも使用できる点が強力です。
スタジアム
《嵐の山脈》
お互いのプレイヤーは1ターン1度、山札から雷またはドラゴンタイプのたねポケモンをベンチに出すことが出来ます。
ベンチに直接出すため、《デデンネGX》の特性は使えない点に注意。
雷・ドラゴンタイプ主体のデッキでは非常に強力な効果を発揮します。
エネルギー
《オーロラエネルギー》
再録カードです。