こんにちは。
今回は【トドロクツキex】デッキについて、シティリーグでTOP4以内に入賞したデッキにおいて採用されているカードを集計して、平均採用枚数を調べてみました。
デッキ構築や環境考察での参考にしていただければ嬉しいです。
デッキ集計概要
集計対象:シティリーグ(オープン)にてベスト4以内に入賞した【トドロクツキex】デッキ
集計期間:2023/12/09~2023/12/17
集計数:全20デッキ
※平均採用枚数は小数点第1位までの掲載しています。その為、枚数が四捨五入で若干変動する場合がございます。
デッキテンプレート
今回の集計を元に、デッキテンプレートを作成しました。
デッキのベースとしてご活用ください。
以下、集計の結果を記載していきます。
ポケモン
トドロクツキex
採用デッキ数:20/20 平均枚数:3.6枚
デッキのコンセプトとなるカードです。
ワザ「くるいえぐる」での大型処理と、「カラミティストーム」による中打点の使い分けが強力なポケモンです。
サブアタッカーを多めに採用するときや、他のカードに多く枠を割きたい時に採用を3枚に絞られる時があります。
《ガラルファイヤーV》・《モルペコ》
《ガラルファイヤーV》⇒採用デッキ数:12/20 平均枚数:1.0枚
《モルペコ》⇒採用デッキ数:13/20 平均枚数:1.0枚
採用率の高い《トドロクツキex》の取り巻き。
《ガラルファイヤーV》は特性「じゃえんのつばさ」で毎番トラッシュの悪エネルギーを自身に付けられるため、緊急時のアタッカーや逃げ要因、《エネルギーつけかえ》を使って他のアタッカーにエネルギーを渡すなど、多彩な動きが1枚で実現できます。
《モルペコ》は特性「はらぺこダッシュ」による逃げ要因として主に活躍します。
対《ミミッキュ》をはじめとした低HPポケモンにも効果を発揮し、エネルギーを付け替えるのできぜつしても無駄になりにくいです。
《イキリンコex》・《ネオラントV》・《かがやくゲッコウガ》
《イキリンコex》⇒採用デッキ数:19/20 平均枚数:1.4枚
《ネオラントV》⇒採用デッキ数:16/20 平均枚数:1.0枚
《かがやくゲッコウガ》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:1.0枚
汎用ポケモン達。
《イキリンコex》は手札のトラッシュが《オーリム博士の気迫》や《ダークパッチ》との相性が良く、盤面を一気に形成しやすいので採用率が高いです。
基本的にたねポケモンが中心となる為、ポケモンをトラッシュしてしまうことがあまり気になりません。
サイド落ちを考慮して2枚積まれることもあります。
《ネオラントV》は特性「ルミナスサイン」でメインエンジンとなる《オーリム博士の気迫》を手札に加えることが出来ます。
《オーリム博士の気迫》を出来るだけ最速で使って攻撃をしていきたいため、相性が良いです。
《基本水エネルギー》を採用していれば、ワザ「アクアリターン」で帰還も可能です。
《かがやくゲッコウガ》は特性「かくしふだ」でのエネルギートラッシュが、《オーリム博士の気迫》や《ダークパッチ》と好相性です。
《基本水エネルギー》を採用することで、《エネルギーつけかえ》を併用してワザ「げっこうしゅりけん」を使うこともあります。
《ミュウex》
採用デッキ数:13/20 平均枚数:1.0枚
ワザ「ゲノムハック」を《エネルギーつけかえ》経由で使うことが出来ます。
《ギラティナVSTAR》のワザ「ロストインパクト」をはじめ、ワザのダメージが自身のHP以上のカードが多いため、差し込みやすいです。
また、特性「リスタート」による手札の最低保証と、逃げ要因としての活躍も出来ます。
サブアタッカーのポケモン
《ダークライVSTAR》ライン⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚-1.0枚
《テツノカイナex》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《オリジンパルキアVSTAR》ライン⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:2.0枚-2.0枚
《ハッサム》ー《ストライク》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:3.0枚-4.0枚
デッキを動かすために必要なカードが多くない為、幅広いアタッカーとも組むことができる点が【トドロクツキex】の魅力でもあります。
《ダークライVSTAR》⇒VSTARパワーの特性「スターアビス」でグッズを回収できます。《クロススイッチャー》や《ダークパッチ》を回収して攻撃的な動きをサポートします。場の悪エネルギーが溜まればアタッカーとしても活躍可能。
《テツノカイナex》⇒低HPのポケモンを「ごっつぁんプリファイ」で狩り、サイドを2枚取ることが出来ます。《エネルギーつけかえ》から攻撃を仕掛けることが可能です。
《オリジンパルキアVSTAR》⇒ワザ「あくうのうねり」で安定した打点を出すことが出来ます。《トドロクツキex》は大型処理に集中できるようになります。
《ハッサム》⇒特性を持つポケモンが現環境に多いため、200ダメージ以上が出ることもザラにあります。鋼エネルギー1枚で動ける点も優秀です。
その他のポケモン
《アラブルタケ》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.0枚
《マナフィ》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《ロトムV(ロストアビス)》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《ミュウ》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.5枚
《ビーダル》ー《ビッパ》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.0枚-1.0枚
《ウッウ》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
その他の採用ポケモンです。
グッズ
《バトルVIPパス》・《ハイパーボール》・《ネストボール》
《バトルVIPパス》⇒採用デッキ数:18/20 平均枚数:3.9枚
《ハイパーボール》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:3.7枚
《ネストボール》⇒採用デッキ数:10/20 平均枚数:2.0枚
基本的なサーチカード群。
展開が早いデッキで、たねポケモンが多いので《バトルVIPパス》が優先されます。
《ハイパーボール》は手札のエネルギーをトラッシュすることで《オーリム博士の気迫》や《ダークパッチ》で再利用可能になるので、多く採用したい所です。
《大地の器》・《ダークパッチ》・《エネルギーつけかえ》
《大地の器》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:3.8枚
《ダークパッチ》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:4.0枚
《エネルギーつけかえ》⇒採用デッキ数:16/20 平均枚数:3.8枚
【トドロクツキex】デッキの動きを支えるグッズ達です。
《大地の器》⇒手札をトラッシュしてエネルギーをサーチ。エネルギーをトラッシュすれば無駄がありません。
《ダークパッチ》⇒《トドロクツキex》を育てるために必要なカードです。ベンチにしか付けられない点には注意しましょう。
《エネルギーつけかえ》⇒《オーリム博士の気迫》や《ガラルファイヤーV》などで付けたエネルギーを他のポケモンに移植出来ます。
《かがやくゲッコウガ》や《ミュウex》など、サブアタッカーのポケモンも攻撃に参加することが出来るようになります。
《いれかえカート》・《あなぬけのヒモ》・《ポケモンいれかえ》
《いれかえカート》⇒採用デッキ数:17/20 平均枚数:1.9枚
《あなぬけのヒモ》⇒採用デッキ数:11/20 平均枚数:1.0枚
《ポケモンいれかえ》⇒採用デッキ数:3/20 平均枚数:1.7枚
入れ替え系カード。
合計2~3枚の採用が標準です。
進化ポケモンを採用するときには《いれかえカート》ではなく《ポケモンいれかえ》が採用されます。
《すごいつりざお》・《ともだちてちょう》
《すごいつりざお》⇒採用デッキ数:9/20 平均枚数:1.0枚
《ともだちてちょう》⇒採用デッキ数:13/20 平均枚数:1.0枚
回収系カード。
《イキリンコex》や《ポケストップ》で《オーリム博士の気迫》を巻き込んでトラッシュすることもある為、《ともだちてちょう》は採用されやすい傾向にあります。
《トドロクツキex》の採用枚数を絞っている場合は、アタッカー不足にならないように《すごいつりざお》が積まれることが多いです。
《トレッキングシューズ》・《クロススイッチャー》
《トレッキングシューズ》⇒採用デッキ数:9/20 平均枚数:2.8枚
《クロススイッチャー》⇒採用デッキ数:6/20 平均枚数:4.0枚
採用率が比較的高いグッズです。
《トレッキングシューズ》はエネルギーならや不必要なカードならトラッシュ、それ以外なら手札に加えられる手札交換カードです。実質的にデッキの枚数を最大56枚まで減らすことが出来ます。
《クロススイッチャー》は《ポケストップ》を採用している型と相性が良く、確実に《トドロクツキex》で倒したいポケモンを倒すことが出来ます。
《ダークパッチ》がベンチにしか付けられない為、ベンチで育ててからすぐに攻撃に転じることが出来る点でも好相性です。
その他グッズ
《ヒスイのヘビーボール》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.0枚
《エネルギーシール》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:4.0枚
《カウンターキャッチャー》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.0枚
《ポケモンキャッチャー》⇒採用デッキ数:3/20 平均枚数:1.3枚
《ポケギア3.0》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:4.0枚
《クロスシーバー》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:3.0枚
《キャンセルコロン》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.5枚
《ロストスイーパー》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
その他採用グッズです。
ポケモンのどうぐ
《ブーストエナジー古代》・《森の封印石》
《ブーストエナジー古代》⇒採用デッキ数:13/20 平均枚数:2.2枚
《森の封印石》⇒採用デッキ数:13/20 平均枚数:1.0枚
デッキに採用されやすい「ポケモンのどうぐ」です。
《ブーストエナジー古代》⇒《トドロクツキex》のHPを290にします。《ギラティナVSTAR》のワザ「ロストインパクト」を耐えたり、《リザードンex(悪)》の「バーニングダーク」をサイド3枚まで耐えられるようになったりと、一撃では倒されにくくなります。
また、《アラブルタケ》の特性「もうどくふんじん」を使う為に必要です。
《森の封印石》⇒《ガラルファイヤーV》や《ネオラントV》などにつけて使用します。
《きんきゅうゼリー》・《げんきのハチマキ》
《きんきゅうゼリー》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《げんきのハチマキ》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
その他の採用グッズです。
《きんきゅうゼリー》⇒《トドロクツキex》が「くるいえぐる」を使った後、HPが150まで回復します。《テツノカイナex》の「ごっつぁんプリファイ」や《ウッウ》で有利を取られない点が魅力です。
《げんきのハチマキ》⇒「カラミティストーム」が220打点止まりなので、「+10」することで《エンテイV》や《テツノカイナex》等を倒せます。ミラー対面でも有効です。
サポート
《オーリム博士の気迫》・《ボスの指令》・《ナンジャモ》
《オーリム博士の気迫》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:4.0枚
《ボスの指令》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:1.7枚
《ナンジャモ》⇒採用デッキ数:12/20 平均枚数:1.4枚
採用されやすいサポートです。
《オーリム博士の気迫》はエネルギー加速とドローを兼ねる、【トドロクツキex】のメインエンジンです。最速で使えるよう、《ネオラントV》でサーチしたり、《大地の器》や《かがやくゲッコウガ》などでエネルギーをトラッシュに送りましょう。
《ボスの指令》は、トドメ要因やHPが220以下の「ポケモンex・V」を呼び出してサイドを取っていくことに使えます。
《ポケストップ》で巻き込むこともありますが、状況によって《ともだちてちょう》で山札に戻すことも出来ます。
《ナンジャモ》は、選択肢がないときのドローソース兼手札干渉としての役割が大きいです。(【トドロクツキex】では《オーリム博士の気迫》を連打していきたいため)
その他サポート
《セイボリー》⇒採用デッキ数:3/20 平均枚数:1.0枚
《ボタン》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《ジャッジマン》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.5枚
《ツツジ》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《アクロマの実験》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:3.0枚
《カイ》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《メロン》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:1.0枚
《博士の研究》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:2.0枚
その他採用サポートです。
スタジアム
《ポケストップ》・《タウンデパート》
《ポケストップ》⇒採用デッキ数:18/20 平均枚数:3.7枚
《タウンデパート》⇒採用デッキ数:8/20 平均枚数:1.3枚
採用されやすいスタジアムです。
現在は《ポケストップ》と使った所謂「ターボ型」が主流です。
グッズが大量に採用されているので《バトルVIPパス》や《大地の器》、《ダークパッチ》など、動きに必要なカードをどんどん集めることが出来ます。
採用デッキであれば《クロススイッチャー》の作成に貢献も出来ます。
《タウンデパート》は「ポケモンのどうぐ」をサーチ出来ます。
《ブーストエナジー古代》で《トドロクツキex》の耐久力を上げつつ「カラミティストーム」で打点を上げたり、《森の封印石》で全てのカードに繋げることが出来ます。
《崩れたスタジアム》・《頂への雪道》・《ボウルタウン》
《崩れたスタジアム》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.0枚
《頂への雪道》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:1.5枚
《ボウルタウン》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:3.0枚
その他スタジアム。
《崩れたスタジアム》は《イキリンコex》や《ネオラントV》をトラッシュ出来ますが、どちらも並んでしまうと効力が落ちます。(一応《ネオラントV》はHPが高く、帰還することも出来るので《イキリンコex》をトラッシュしましょう)
エネルギー
《基本悪エネルギー》・《基本水エネルギー》
《基本悪エネルギー》⇒採用デッキ数:20/20 平均枚数:7.2枚
《基本水エネルギー》⇒採用デッキ数:15/20 平均枚数:2.9枚
採用率の高いエネルギーです。
エネルギーの合計は10枚前後がほとんどです。
その他エネルギー
《ジェットエネルギー》⇒採用デッキ数:2/20 平均枚数:3.0枚
《ギフトエネルギー》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:3.0枚
《基本雷エネルギー》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:2.0枚
《基本鋼エネルギー》⇒採用デッキ数:1/20 平均枚数:4.0枚
《ジェットエネルギー》⇒《トドロクツキex》や《かがやくゲッコウガ》などを育てながら前に出せます。
《ギフトエネルギー》⇒各アタッカーに対応しており、終盤の手札干渉に強くなります。
《基本雷エネルギー》⇒《テツノカイナex》を採用する場合に。
《基本鋼エネルギー》⇒《ハッサム》を採用する場合に。
まとめ
【トドロクツキex】は豊富なエネルギー加速手段を駆使して、一気に盤面を作り上げて攻撃を仕掛けることが出来るデッキです。
また、動くために必要なカードが多くなく、《オーリム博士の気迫》と《エネルギーつけかえ》を併用することで他のタイプのポケモンでも攻撃することが出来るようになり、カスタマイズ性の高いデッキでもあります!
それでは良きポケカライフを!