【ポケカ】(ほぼ)同じ意味の「バレット」と「ツールボックス」の違いとは?活躍したデッキも紹介

ポケモンカード

こんにちは。

今回は『ポケモンカードゲーム』のデッキ名として使われる「バレット」と「ツールボックス」の違いについて考えてみました。
結論をいうと意味はほぼ同じで、どちらを使っても問題ないレベルです。
ですが、敢えてどのような違いがあるのか探っていくのも面白いなと思って書いていきます。

「サン・ムーン」時代の少し懐かしい話も出来ると思うので、読み物として読んでいただければと思います!

それでは見ていきましょー。

「バレット」と「ツールボックス」の意味・違い

『マジック・ザ・ギャザリング』の場合

TCGの元祖『マジック・ザ・ギャザリング』の有志まとめサイトである「M:TG wiki」によると、

シルバーバレット(Silver Bullet)は、米英語で効果的な方法や解決策を意味する比喩表現。伝承や信仰で、銀の銃弾が狼男や悪魔に有効であると言われたことから使われるようになった言葉である。

マジックにおいては、特定の状況で強力なカード(ある色への対策カード等)、あるいはそれを組み込んだデッキ構築や戦法を指し、俗にシルバーバレット戦略とも呼ばれる。この戦略がメインデッキで用いられる場合、強力ではあるが想定された状況以外では引きたくないカードをデッキ内に抱えてしまうため、採用する枚数を1~2枚に抑えた上でサーチカード等と組み合わせて使われることが多い。こうしたデッキは状況に応じて必要な道具を取り出すことから、ツールボックス/Toolbox(道具箱)とも呼ばれる[1][2]。(※M:TG wikiより引用)

『マジック・ザ・ギャザリング』のシーンでは、「(シルバー)バレット」と「ツールボックス」は同じ意味で使われているようです。

『ポケモンカードゲーム』の場合

『ポケモンカードゲーム』の「バレット」について調べると「ポケモンカードゲーム(ポケカ)wiki」において、

情報共有が少なかった当時は名前だけが一人歩きすることが多かったためか、水ポケモンを使うデッキをこれとするものもいた。

ちなみにタイプが異なるポケモンを採用する場合は、「バレット」がつく。(※ポケモンカードゲーム(ポケカ)wikiより引用)

との記述を「WaterToolBox」のページ内に発見。

そして、『ポケモンカードゲーム』におけるデッキとしての「ツールボックス」は、

ではなく、
『マジック・ザ・ギャザリング』と似ていて、用途ごとにポケモンをデッキに搭載し、バトルの状況に応じてポケモンを使い分けて戦っていくというデッキの総称として使われています。

つまり、『ポケモンカードゲーム』においては、
●1つのタイプ内やカテゴリー内で強力なポケモンを寄せ集め、バトルの状況に合わせてポケモンを使い分ける⇒「ツールボックス」
●複数のタイプのポケモンをデッキに採用し、意味を広げて環境ポケモンの弱点・有効打を突いていく⇒「バレット」
とみることが出来そうです。

次は『ポケモンカードゲーム』における、「バレット」と「ツールボックス」のデッキを時系列順で見ていきましょう。

「バレット」・「ツールボックス」デッキについて紹介

※ここでは名称として「バレット」や「ツールボックス」と呼ばれたデッキの中から代表的なものについて紹介していきます。

「バレット」や「ツールボックス」と呼ばれるデッキを調べていくと、分かる限りでは「ダイヤモンド・パール・プラチナ(以降DPt)」期にさかのぼりました。(もっと前でもあると思うので、コメントなどで教えていただけると嬉しいです!)
「XY」期までは調べたデッキについて軽く紹介し、「サン・ムーン」期以降について詳しく触れていきます。

『ポケモンカードゲーム DPt』期

【ヤミラミギンガウィニー】

海外にて【SP Toolbox】と呼ばれていた(らしい)デッキタイプ。
《ヤミラミLv31》のポケボディー「いさみあし」で先攻をとり、「SPポケモン」と呼ばれるポケモンの内、ギンガ団のポケモンを使った速攻タイプのデッキです。

ポケカwikiではSPToolboxと呼ばれるSPバレットの一種との記述もあったため、この時期では「バレット」の方が大きな枠組みと想像してみたり。

『ポケモンカードゲーム BW』期

【ゼクロムシビビール】・【シビビールバレット】

トラッシュから雷エネルギーを加速できる《シビビール》が登場。
《ゼクロム》と組み合わせて【ゼクロムシビビール】として活躍をしていたようです。

《シビビール》は現在の《モココ(蒼空ストリーム)》と同じ特性なので、《ミュウツーEX》や《ランドロスEX》など、他のタイプのカードと組み合わせた「バレット」系の構築も見られました。

『ポケモンカードゲーム XY』期

【フェアリーバレット】

場のフェアリーエネルギーを自由に移動できる特性「フェアリートランス」を持つ《フレフワン》を使って、全てのタイプのエネルギーとしてはたらく《プリズムエネルギー》や《レインボーエネルギー》を多種多様なポケモンにつけて戦うデッキ。

水タイプの《ガマゲロゲEX》、闘タイプの《ランドロスEX》、悪タイプの《イベルタルEX》など、多くのタイプのポケモンを採用されたため、まさしく「バレット」というデッキになっているでしょう。

【WaterToolBox(XY)】

「ソード・シールド」期に台頭したものとは別のデッキ。
この時期は《マナフィEX》の特性「アクアチューブ」で水エネルギーが付いたポケモンのエネルギーを無くし、状況に合わせた水ポケモンや、各デッキに対する対策カードで戦っていくデッキとなっています。

このデッキにおいて、
●水ポケモンのみの採用の場合は⇒【WaterToolBox】
●他のタイプのポケモンが採用されている場合は⇒【水バレット】
のような感じで呼ばれていたそうです。

「サン・ムーン」期に入っても《ラプラスGX》などを取り込んで環境に残ったようです。

『ポケモンカードゲーム サン・ムーン』期

【超バレット】

(私が知る限り)2018年中ごろのスタン落ち以降で、一番最初に出来たかつ有名な「バレット」タイプのデッキです。
特性「サイコリチャージ」でトラッシュから超エネルギーを付けられる《カラマネロ》を利用し、自己再生可能な特性を持つ《ギラティナ》を中心に様々なアタッカーを使っていくデッキです。

雷・悪・無色タイプへの対策として闘タイプの《イワーク》や《マーシャドーGX》、大火力要因として《ウルトラネクロズマGX》、全体ダメージ対策として《ひかるアルセウス》など様々なポケモンと組み合わせることが出来ました。

【UBバレット】【ジラーチサンダーUB(バレット)】

「ウルトラビースト」が主軸のデッキです。
時系列的には【超バレット】の少し後ぐらい?
亜種として当時環境を登っていた【ジラーチサンダー】に「ウルトラビースト」の要素を強めに取り入れた【ジラーチサンダーUB】もあります。

相手のサイドの残り枚数に応じて強力になる「ウルトラビースト」をふんだんに使ったデッキで、タイプがばらけているため、多くのデッキに対して弱点を突いて攻撃出来る点が魅力です。

基本的にサイドを1枚ずつ取らせるため、各種「ウルトラビースト」が効果を発揮出来る状況を作りやすく、「ウルトラビースト」の火力を大幅に上げる《ビーストエネルギー♢》の存在もあり、不意の大ダメージでサイドを一気に取ることが出来たデッキです。

【マニューラGX(悪バレット)】

特性「シャドーコネクション」によって《基本悪エネルギー》を自由に移動できる《マニューラGX》を使った悪タイプ軸のデッキです。
拡張パック「オルタージェネシス」で《マニューラGX》の展開とエネルギー加速が同時に行える《レッド&グリーン》の登場でデッキタイプとして戦いやすくなりました。

アタッカーとしては、
●ダメージをばら撒く《ブラッキー&ダークライGX》
●高火力の《メガヤミラミ&バンギラスGX》
●「ポケモンGX」からのダメージを受けない《フーパ》
など悪タイプが中心。

「ソード・シールド」期では《ヤミラミV》や《ムゲンダイナVMAX》、《ガラル ファイヤーV》などを獲得し、根強いファンがいたデッキでした。

【悪バレット】と呼ばれることが多かったデッキですが、他タイプのポケモンの採用は多くなく(エネルギー加速の《アーゴヨン》ぐらい)、今だと「ツールボックス」としての意味合いが強そうなデッキです。

『ポケモンカードゲーム ソード・シールド』期

【FireToolBox(FTB)】

エネルギー加速とドローを兼ね備えた強力なサポート《溶接工》を使って、炎タイプポケモンを使い分けていくデッキタイプです。
「ソード・シールド」期に入って強力な炎タイプのたねポケモンが増えたことで海外で活躍し、その時のデッキのネーミングがそのまま日本国内にも持ち込まれてきました。

アタッカーとしては、2エネルギーで攻撃出来る《ビクティニV》、相手のワザをコピーできる《キュウコンV》、青天井ダメージを狙える《ヒードランGX》など。
「ソード・シールド」中期には《ビクティニVMAX》が軸となり、【ビクティニVMAX】デッキとしての色が強くなりました。

ポケカブーム以降で「ツールボックス」の名前をポケカシーンに浸透させたデッキともいえます。

【WaterToolBox(剣盾)】

トレーナーズをサーチ出来る特性「うらこうさく」を持つ《ジメレオン》《インテレオン(ソード)》で状況に合わせたカードを手札に加えつつ、水ポケモンに特性「ひょうせつのまい」を持つ《モスノウ》で水エネルギーを付けて攻撃するデッキです。

動きとしてはデッキのエンジンかつダメージをばら撒く《かがやくゲッコウガ》のワザを毎ターン使用し、終盤《ケケンカニV》で大型のポケモンを倒して決着をつけるというものが多かったです。
サブアタッカーには《オリジンパルキアVSTAR》《スターミーV》、《コオリッポ》など。

他のタイプのポケモンは、当時の環境で多く見かけた【ミュウVMAX】を中心に効果を発揮出来る《ドラピオンV》ぐらいで、水タイプのポケモンのみで構成されるデッキが大半でした。

「うらこうさく」でトレーナーズをサーチ出来たため、《たっぷりバケツ》や《エネルギー回収》、《ルリナ》といった攻撃に繋げるためのカードを状況に応じて加えて戦うことが出来ました。

【ロストバレット(ロストツールボックス)】

2024年2月環境でも強力なデッキタイプである【ロストバレット(ロストツールボックス)】です。
「ロストゾーン」にカードを溜めることで強力な効果を発揮するカードを使っていくデッキで、《ウッウ》《ヤミラミ》を軸に攻撃を仕掛けていきます。

サブアタッカーとして《ミラージュゲート》を起点に《かがやくゲッコウガ》や《ザマゼンタ》、《かがやくリザードン》、《テツノカイナex》、《トドロクツキex》など、色々なタイプのポケモンで戦えるカスタマイズ性の高さがウリです。

様々なタイプのポケモンを採用できるので、こちらも「バレット」と言えるデッキタイプでしょう。

『ポケモンカードゲーム スカーレット・バイオレット期』

【古代バレット(古代ウィニー/古代ビート)】

様々な「古代」ポケモンを使って攻撃を行うデッキです。
特に特定のポケモンに対して弱点を突いていく運用ではなく、優秀な「古代」ポケモンを並べて攻撃を行っていくことから【古代ビート】、またサイドを1枚しか取られないポケモンを中心に戦うことから【古代ウィニー】と呼ぶ方も多くみられました。

割とSNS上でも呼び方が検討されていましたが、「バレットが一番呼びやすいし大多数だしそれで良くない?」みたいな感じで【古代バレット】の呼び方が主流となっています。

【未来バレット】

「未来」ポケモンへエネルギー加速が出来る《ミライドン》と、「未来」ポケモンのワザのダメージを上げられる《テツノカイナex》で盤面を展開し、様々なポケモンを使い分けるデッキです。

このデッキは「バレット」の名に相応しく、様々なタイプのポケモンを使って、環境にいるポケモンの弱点を突いたり、有効打を与えていくデッキとなっています。

派生デッキとして、アタッカーを《テツノカイナex》に全振りし、ひたすら「ごっつぁんプリファイ」によるサイド複数取りを狙っていく【カウンターカイナ(カウンターテツノカイナex)】が存在しています。

まとめ

今回は「バレット」と「ツールボックス」について、違いや歴代のデッキを紹介していきました。

こだわりがなければ使い分ける必要は特になさそうですが、分けたい時は
・「バレット」⇒複数のタイプのポケモンを使用して、環境ポケモンの弱点を突いていくデッキ
・「ツールボックス」⇒1つのタイプやカテゴリーに存在する強力なポケモンを寄せ集め、状況に応じて戦っていくデッキ

と分類すると分かりやすいと思います!

それでは良きポケカライフを!