こんにちは。
今回より、現スタンダードレギュレーションにて使用可能なカードを1枚ピックアップして、そのカードについて細かく見ていこうと思います。
第一回目は《ドンカラスGX》です!
強力なロック特性とダメカンばら撒きによって、相手を少しずつ追い詰めていくことが出来る「ポケモンGX」です。
それでは見ていきましょー。
《ドンカラスGX》のカード性能と解説
《ドンカラスGX》のカード性能
《ドンカラスGX》 1進化 HP210 悪タイプ
弱点:雷 抵抗力:闘 にげる:無無■特性『よるのしはいしゃ』
このポケモンがバトル場にいるかぎり、相手は手札から、「ポケモンのどうぐ」「特殊エネルギー」を出してつけられず、「スタジアム」も出せない。
■『フェザーストーム』 悪無無 90
相手のベンチにいる「ポケモンGX/EX」2匹にも、それぞれ30ダメージ。
■『アンフェアGX』 無無
相手の手札を見て、その中にあるカードを2枚トラッシュする。[対戦中、自分はGXワザを1回しか使えない。]
《ドンカラスGX》の解説
1進化の悪タイプ「ポケモンGX」です。
《ヤミカラス》または《メタモン♢》(特性『なんでもしんか』を使用)から進化することが出来ます。
《ヤミカラス》から進化する場合は、《やみのいし》を使うことで先攻1ターン目から進化することも可能です。
《メタモン♢》には《やみのいし》を使えないので注意。
参考Q&Aはこちら。(※ポケカ公式サイトに移動します)
特性『よるのしはいしゃ』は、バトル場にいる限り、相手の「ポケモンのどうぐ」「特殊エネルギー」「スタジアム」の使用を封じるというもの。
既に出ているカードに対しては効果を及ぼすことはありませんが、強力なロック効果です。
拡張パック「反逆クラッシュ」以降、各タイプに特殊エネルギーが配られていく流れになっているので、「特殊エネルギー」の使用を封じることが出来る点は追い風です。
「ポケモンのどうぐ」に関しては、《エスケープボード》や《しあわせタマゴ》といったカードを、「スタジアム」に関しては「プリズムスター」のカードや《巨大なカマド》を出せなく出来るので、かなり強力なロックを仕掛けることが出来ます。
ワザ『フェザーストーム』はバトル場に「90」ダメージを与えつつ、ベンチの「ポケモンGX」2体に「30」ダメージを与えます。
「ポケモンV・VMAX」が台頭し始めているので、刺さる場面は少なくなってしまいましたが、採用率の高い《デデンネGX》を狙いにいける点は〇。
《ダブル無色エネルギー》が現スタンダードレギュレーション(20年05月07日現在)にないので、ややコストパフォーマンスは低くなってしまっています。
GXワザ『アンフェアGX』は相手の手札を2枚トラッシュさせることが出来ます。
《ボスの指令》や《博士の研究》を中心としたサポートを狙いに行きたい所。
もしくは終盤に《リセットスタンプ》⇒『アンフェアGX』で手札をからの状況にしてやってもいいですね。
《ドンカラスGX》の強い点・弱い点
強い点:強力なロック特性を持つ
「ポケモンのどうぐ」「特殊エネルギー」「スタジアム」の使用を禁じる特性『よるのしはいしゃ』は非常に強力。
最近収録されている上記3種類のカードは強化傾向にある為、威力を発揮できる場面が多いです。
先攻1ターン目に《やみのいし》を使用して場に出せた時の制圧力は高いでしょう。
弱い点:火力不足が目立つ
バトル場に「90」、ベンチの「ポケモンGX」2体に「30」のダメージを与えますが、やはり火力が不足していると言わざるを得ません。
ベンチ攻撃は「ポケモンGX」にしか対象にできないところも足を引っ張ります。
《ヤミラミV》を活用して火力不足を補えるように構築していきましょう。
《ドンカラスGX》と相性の良いカード
《やみのいし》
《ヤミカラス》を即《ドンカラスGX》に進化できるカード。
《ヤミカラス》を出した番や先攻1ターン目からでも使用可能で、山札から《ドンカラスGX》を持ってこれる点が非常に強力。
先攻1ターン目に《ドンカラスGX》が着地出来れば、相手の動きを大きく制限することが出来ます。
《レッド&グリーン》《ポケモンブリーダーの育成》
ポケモンを進化させるサポート群。
《やみのいし》とは違って、即進化は不可能です。
しかし、《レッド&グリーン》にはエネルギー加速効果が、《ポケモンブリーダーの育成》には2体同時進化という強みをそれぞれ持ち合わせています。
手札トラッシュこそ必要なものの、攻撃速度が上がる《レッド&グリーン》の方がオススメです。
《マニューラGX》を採用する場合でも、《レッド&グリーン》の方がいいかな…と思います。
《ヤミラミV》
《ドンカラスGX》の『フェザーストーム』でダメージを与えたあとに、《ヤミラミV》の『マッドネイル』でとどめを刺しましょう。
《ドンカラスGX》の弱点の一つである、火力の低さを補ってくれます。
とはいえ、《ヤミラミV》も火力を出すためには事前に殴っておく必要があるので、『フェザーストーム』からの『マッドネイル』で確実に仕留める、2パン構築を目指す形になっていくでしょう。
《デデンネGX》や《ゼラオラGX》あたりなら、『フェザーストーム』のベンチ攻撃後にきぜつさせることも出来るので、積極的に狙っていきたい所です。
《混沌のうねり》
「ポケモンGX」の特性を封じる《無人発電所》に強く出られるカード。
《ドンカラスGX》とはとりわけ相性がよく、特性『よるのしはいしゃ』で相手は「スタジアム」を出せないので、より強固な妨害を行うことが可能です。
《ドンカラスGX》採用デッキ
《ドンカラスGX》がダメカンをばら撒ける点に注目し、《ヤミラミV》の『マッドネイル』でとどめを刺しに行く構築にしてみました。
《ガラル ジグザグマ》は打点調整用で、《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》に対して、
・『フェザーストーム』のベンチ攻撃+特性『かんしゃくヘッド』+『マッドネイル』
で倒しにいけるようにしています。
あとは《クチナシ》を採用して、《ヤミラミV》をトラッシュから場に出し、『マッドネイル』で奇襲を掛けることが出来るようにしました。
《ミュウツー》+《ヤレユータン》+《回収ネット》のコンボで何度でも《ヤミラミV》が蘇ります。
まとめ
今回は《ドンカラスGX》について、性能や採用デッキなどを紹介していきました。
環境的に追い風と逆風が同時に吹いているカードではありますが、中々面白い動きが出来そうなカードであると感じました!
それでは良きポケカライフを!
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