こんにちは。
今回は【ギラティナVSTAR(ロストギラティナ)】デッキについて、シティリーグでTOP4以内に入賞したデッキにおいて採用されているカードを集計して、平均採用枚数を調べてみました。
デッキ構築や環境考察での参考にしていただければ嬉しいです。
デッキ集計概要
集計対象:シティリーグ(オープン)にてベスト4以内に入賞した【ギラティナVSTAR】のデッキ
集計期間:2023/11/19~2023/11/26+2023/11/18より一部抜粋
集計数:全50デッキ
デッキテンプレート
【デッキコード】MMRUMX-otANCL-2UyyEM
今回の集計を元に、デッキテンプレートを作成しました。
デッキのベースとしてご活用ください。
それでは、以下集計の結果を記載していきます。
ポケモン
《ギラティナV》・《ギラティナVSTAR》
《ギラティナV》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.6枚
《ギラティナVSTAR》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.0枚
デッキのコンセプト兼メインアタッカーです。
3-3もしくは4-3での採用が主流です。
ワザ「アビスシーク」を使用してロストゾーンのカードも溜めていきたいため、4枚採用のデッキが多かったです。
《キュワワー》・《ヤミラミ》・《ウッウ》
《キュワワー》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.9枚
《ヤミラミ》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:1.9枚
《ウッウ》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:1.1枚
ロストゾーン三銃士。
ロストゾーンにカードを溜めつつ手札を作る《キュワワー》はほぼ4枚の採用。
ダメカンばら撒きワザ「ロストマイン」で相手の盤面を崩壊させられる《ヤミラミ》は、《すごいつりざお》も絡めて連打することで効果を発揮するため、2枚採用が主流です。
《ウッウ》は後攻1ターン目の「おとぼけスピット」を以前より狙うことが少なくなったため1枚採用が多いです。
逆に後攻1ターン目の「おとぼけスピット」や対【ロストバレット】などを意識するときは、2枚積むことを検討したいです。
《かがやくゲッコウガ》
採用デッキ数:49/50 平均枚数:1.0枚
特性「かくしふだ」で手札を作りながら、ワザ「げっこうしゅりけん」で相手のベンチポケモンにダメージを与えて、《ヤミラミ》と共に盤面を崩しに行きます。
ミラーや【ロストバレット】、【サーナイトex】の《キルリア》や【ミライドンex】の《モココ》など標的が多く、それらのポケモンをまとめて倒せる点が強力です。
《マナフィ》・《ジラーチ》
《マナフィ》⇒採用デッキ数:33/50 平均枚数:1.0枚
《ジラーチ》⇒採用デッキ数:3/50 平均枚数:1.0枚
《キュワワー》や《ヤミラミ》など、ベンチ攻撃で倒されやすいポケモンを守ります。
基本的には《かがやくゲッコウガ》や《れんげきウーラオスVMAX》のワザを防ぐために《マナフィ》を採用します。
対ミラーや【サーナイトex】、《チャーレムV》のワザ「ヨガループ」を意識したい時は《ジラーチ》を採用すると良いでしょう。
その他採用ポケモン
《メタモン》⇒採用デッキ数:7/50 平均枚数:1.0枚
《カビゴン(ダークファンタズマ)》⇒採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
《ドラピオン》⇒採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
《ミカルゲ(クレイバースト)》⇒採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
その他ポケモンです。
《メタモン》⇐バトル場に《キュワワー》を置く確率を高めるために採用されることがあります。
HPが60しかない為、《テツノブジンex》を採用したデッキに先攻1ターン目できぜつさせられる可能性がある点には注意したいです。
《カビゴン》⇐「おとぼけスピット」+「どっすんグースカ」で1進化の「ポケモンex」や「ポケモンVSTAR」を倒せます。
HPが高く、ワザの効果も受けないので《ウッウ》の攻撃を耐え、《ヤミラミ》に倒されません。
《ドラピオンV》⇐主に【ミュウVMAX】を対策できますが、《ミラージュゲート》を使えばメタ対象がいなくても一応攻撃が出来ます。
《ミカルゲ》⇐【ミュウVMAX】へのメタになるほか、採用率の高い《ネオラントV》や《ロトムV》の特性も封じられます。
グッズ
《バトルVIPパス》・《ネストボール》・《ハイパーボール》
《バトルVIPパス》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.6枚
《ネストボール》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.0枚
《ハイパーボール》⇒採用デッキ数:3/50 平均枚数:1.0枚
《ギラティナVSTAR》以外はたねポケモンなので、《バトルVIPパス》と《ネストボール》を4-3で投入するのが主流です。
《ハイパーボール》は《ギラティナVSTAR》をサーチでき、2ターン以降に手札に来てしまった《バトルVIPパス》を処理することが出来ます。
《ポケモンいれかえ》・《いれかえカート》・《あなぬけのヒモ》
《ポケモンいれかえ》⇒採用デッキ数:25/50 平均枚数:1.2枚
《いれかえカート》⇒採用デッキ数:47/50 平均枚数:2.2枚
《あなぬけのヒモ》⇒採用デッキ数:45/50 平均枚数:1.8枚
《キュワワー》の特性を使いまわしたり、アタッカーを前に出したりするために必要なカード群です。
合計で4~5枚ほど投入されています。
《いれかえカート》はバトル場が《ギラティナVSTAR》だと使用出来ない点には注意しましょう。
《ミラージュゲート》
採用デッキ数:50/50 平均枚数:4.0枚
最強クラスのエネルギー加速カード。
条件さえ満たせばアタッカーをどんどん育成出来ます。
4枚積まない理由がないのですべてのデッキで4枚採用されています。
《すごいつりざお》・《カウンターキャッチャー》・《ロストスイーパー》
《すごいつりざお》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:2.0枚
《カウンターキャッチャー》⇒採用デッキ数:49/50 平均枚数:1.8枚
《ロストスイーパー》⇒採用デッキ数:9/50 平均枚数:1.1枚
《すごいつりざお》⇐《かがやくゲッコウガ》でトラッシュしたエネルギーや《ヤミラミ》の回収など1度は使用したい(あわよくば2度)場面がほとんどなため、サイド落ちも考慮して2枚積まれます。
《カウンターキャッチャー》⇐拡張パック『未来の一閃』での強化パーツ。劣勢時に《ボスの指令》をグッズで使えます。
このカードと《頂への雪道》や《ツツジ》を合わせて、序盤にロストゾーンがうまく溜まらなくても逆転を狙いやすくなりました。
《ロストスイーパー》⇐相手のポケモンのどうぐやスタジアムを除去できるほか、このデッキでは状況次第で自分の《頂への雪道》をロストに送り、強引にロストのカードを7枚や10枚まで溜めることが出来ます。
《ポケギア3.0》・《キャンセルコロン》
《ポケギア3.0》⇒採用デッキ数:5/50 平均枚数:1.2枚
《キャンセルコロン》⇒採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
《ポケギア3.0》⇐キーカードである《アクロマの実験》にアクセスしやすくなるカードです。
終盤で引いた時は《ツツジ》や《ボスの指令》などを探しに行きます。
《キャンセルコロン》⇐《ジラーチ》や《マナフィ》がいる状況で「ロストマイン」や「げっこうしゅりけん」を当てたい時に、《カウンターキャッチャー》や《ボスの指令》と一緒に使用します。
ポケモンのどうぐ
《勇気のおまもり》
《勇気のおまもり》⇒採用デッキ数:4/50 平均枚数:1.5枚
《ギラティナV》が先攻2ターン目の220打点耐え(例:《トドロクツキex》の強化「カラミティストーム」)
《キュワワー》、《ヤミラミ》、《マナフィ》などが「おとぼけスピット」耐え
《ウッウ》が《サーナイト》の「アルカナシャイン」(3エネルギー)耐え
など、環境ポケモンのワザを耐えられるようになります。
《森の封印石》・《ワザマシン デヴォリューション》・《おはらいグローブ》
《森の封印石》⇒採用デッキ数:5/50 平均枚数:1.0枚
《ワザマシン デヴォリューション》⇒採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
《おはらいグローブ》⇒採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
《森の封印石》⇐《ギラティナVSTAR》のVSTARパワーであるワザ「スターレクイエム」が打ちづらいときの選択して使えます。
《ワザマシン デヴォリューション》⇐《ヤミラミ》や《かがやくゲッコウガ》でダメージを与えた進化ポケモンを退化させて、そのままきぜつさせることが出来ます。
《おはらいグローブ》⇐「ロストインパクト」で《ミュウVMAX》や《サーナイトex》をワンパン。「おとぼけスピット」で《サーナイト》をワンパンなど、【ミュウVMAX】や【サーナイトex】といったデッキに対して強くなります。
サポート
《アクロマの実験》
採用デッキ数:50/50 平均枚数:4.0枚
ロストゾーンにカードを溜めながら手札を作る、このデッキの生命線です。
《ツツジ》・《ナンジャモ》
《ツツジ》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:1.7枚
《ナンジャモ》⇒採用デッキ数:42/50 平均枚数:1.3枚
手札干渉カード。
《ツツジ》は使用条件がありますが、こちらの手札を多く持ちながら、相手の手札を減らすことが出来ます。
《カウンターキャッチャー》や《頂への雪道》と合わせるとより強力です。
《ナンジャモ》は序盤でも使用出来る手札干渉カードです。
相手が手札が多い状態でターンを終了したときに流すことが出来ます。
《ボスの指令》
採用デッキ数:50/50 平均枚数:1.8枚
状況を選ばずに相手のベンチポケモンをバトル場に引きずり出せます。
「ロストインパクト」や「スターレクイエム」を当てたいポケモンに当てることが出来ます。
1度は使用するバトルも多いです。
《セイボリー》
採用デッキ数:4/50 平均枚数:1.0枚
手札補充をしながら相手のベンチを縛ることが出来ます。
現環境では横並びをするデッキも多いので、刺さる場面が多いです。
スタジアム
《頂への雪道》
採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.2枚
「ルールを持つポケモン」の特性を止められます。
ほとんどの環境デッキで特性がある「ルールを持つポケモン」が採用されているので、刺さりやすく、こちらは《かがやくゲッコウガ》以外影響を受けません。
採用枚数は3枚が主流ですが、「ポケモンのどうぐ」を採用する場合は2枚になったり、より自引きしやすいように4枚になったりと好みが分かれるところです。
《ロストシティ》
採用デッキ数:1/50 平均枚数:1.0枚
《マナフィ》や《ジラーチ》などをロストに送り、再展開を不可能に出来ます。
エネルギー
《基本超エネルギー》・《基本草エネルギー》・《基本水エネルギー》
《基本超エネルギー》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:4.0枚
《基本草エネルギー》⇒採用デッキ数:50/50 平均枚数:3.0枚
《基本水エネルギー》⇒採用デッキ数:49/50 平均枚数:2.9枚
ほとんどのデッキで4-3-3の配分です。
《基本超エネルギー》は《ヤミラミ》にも必要なため、多めに積まれます。
《ジェットエネルギー》
採用デッキ数:7/50 平均枚数:3.3枚
後攻1ターン目で「アビスシーク」を使用したり、《キュワワー》を前に出しつつ逃げエネにしたりと便利なエネルギーです。
3枚か4枚かで分かれそうなところです。
まとめ
デッキ間での差異があまり大きくなく、とても完成度の高いデッキタイプです。
王道の構築で戦っていくか、特徴的なカードを投入してスパイスを効かせてみるか、悩ましい所です。
是非参考にしていただければと思います!
それでは良きポケカライフを!