こんにちは。
今回はシティリーグ2024 シーズン3の第4週について、TOP4の入賞デッキの統計とちょっとした環境考察をしていきます。
入賞デッキ統計
集計期間：2024年3月2日~2024年3月08日
集計デッキ：シティリーグ（オープン）にてTOP4に入賞したデッキ（全244デッキ）
※デッキ名については、個人的な主観に基づいて分別しています。入賞デッキ内でのコンセプトの違いなどにより細分化をする場合があります。
また、シティリーグTOP4デッキをまとめたスプレッドシートを作成しております。
↓こちらもどうぞご覧ください！↓
シティリーグのTOP4デッキを確認する（※スプレッドシートに飛びます。第4週のシートをご覧ください）
統計を元にした環境考察
①：【ロストバレット】が勢力拡大！【悪リザードンex】をも脅かす存在に
様々なアタッカーを用意でき、幅広いデッキに対して五分以上の戦い方が出来る【ロストバレット】がシェア2位になりました。
シティリーグ優勝数は最も多く、使い手の練度もさることながら、デッキパワーも非常に高いことがうかがえます。
《キュワワー》を狩って理不尽なサイドレースを進める【カウンターテツノカイナex】に対しても、弱点を突ける《フーパex（闘）》によってカバーしており、激しく変わる環境に対応しています。
【悪リザードンex】への勝ち筋を探すことがもちろん、【ロストバレット】の対策や動き方も入念に講じる必要が出てきそうです。
②：【ギラティナVSTAR】は更に勢力拡大、【パオジアンex】の入賞数も回復
先週から徐々に復活の兆しを見せていた【ギラティナVSTAR】が、さまざまなデッキを抜きシェア3位につけました。
Tier1デッキの【悪リザードンex】には有利かつ、苦手対面の【古代バレット】をはじめとした「古代」系デッキが大幅に減少した影響が大きくありそうです。
先週は大きく数を減らした【パオジアンex】も再び入賞数を取り戻してきました。
ロスト系デッキの台頭により、以前のような活躍はしづらくなりましたが、回った時の爆発力は随一です。
【カウンターテツノカイナex】の《テツノカイナex》に弱点を突かれて簡単に処理されてしまう《オリジンパルキアVSTAR》の採用は減り、《テツノカイナex》や《カイオーガ》をサブアタッカーに据えた構築が多くみられるようになりました。
今後の環境の動向
【ロストバレット】対策で《ハバタクカミ》の採用率が上がりそう
相手のバトルポケモンの特性をなくす効果を持つ《ハバタクカミ》の採用率が上がりそうです。
ロスト系デッキの要となる《キュワワー》の特性はバトル場でしか使えず、《ウッウ》も無力化できる為、序盤の展開を妨害することが可能です。
【ロストバレット】では、《ハバタクカミ》をバトル場からどかすための《テツノツツミ》が採用されることも多いため「安心！」とまではいかないものの、相手のサーチカードや《アクロマ実験》などでの間接的なリソース干渉が出来るので、優秀な働きをしてくれます。
他にも、《ヤミラミ（ロストアビス）》や《かがやくゲッコウガ》のベンチ攻撃を防ぐ《マナフィ》や《ジラーチ》の採用率も上がるでしょう。
【カウンターテツノカイナex】や【古代バレット】、【悪リザードンex】が数を増やしそう
【ロストバレット】や【ギラティナVSTAR】の躍進を受け、それらに五分～有利を取ることが出来る【カウンターテツノカイナex】や【古代バレット】が入賞数を増やしそうです。
これらのデッキが活躍をすると【悪リザードンex】が数を増やす…といった感じで環境がぐるぐると回っていくことになりそうです。
【アルセウスグレンアルマ】の躍進にも期待
今回の統計では、特性「ひおくり」を使って、《アルセウスVSTAR》についたエネルギーを炎ポケモンに移して攻撃する【アルセウスグレンアルマ】の活躍が目立っていました。
まだ上位デッキに入るほどの入賞数はないものの、『ソード・シールド』シリーズにて登場した【FTB（Fire Tool Box）】を思い出させるような幅広い動きが可能です。
アタッカーとしては、
●ベンチに攻撃出来相手の盤面を崩しやすい《マフォクシーV》
●安定した高火力ワザで「ポケモンex・V」を相手にしやすい《ウガツホムラex》
●ダメカンが6個乗れば420ダメージで、全ポケモンを焼き払える《かがやきヒードラン》
など、状況に合わせたポケモンで攻撃をしていきます。
デッキ自体は前からあるものの、あまり意識されないデッキなので、意表を突きたい時には思い切って使ってみるのもありかもしれません。